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2014 07 21

白いベーシック・エフアール。

クロモリ・レーサーと並んでビゴーレの歴史的一台であり未だ多くのオーナーに愛され続けているクロモリ製のマウンテンバイク、ベーシック・エフアール。この自転車の開発はこれまでも触れましたが、そのいたって「普通」の佇まいからは想像のつかないほどの試行錯誤によって生み出された一台。見た目の普通さによってあまりスポットが当たる事は多く無いのですが、オーナーになられた皆さんにはとても満足してもらっている車種でもあります。

このベーシック・エフアール、お店で試乗された方は、思った以上に進むことに驚き、さらにとても操作しやすい事に感動されます。それは、もちろん競技の限界状態での操作性安定性を考えたモデルですので、当たり前のことではあるのですが、その普通なる外観と性能とのギャップが面白い一台なのです。

そして、そんなベーシック・エフアールの魅力は世代や性別を超えるようです。
つい先日、3台の白いベーシック・エフアールを3人の新しいオーナーのために組上げました。みなさんお店で試乗し、感動してオーダー。遠目には同じベーシック・エフアールですが、一人ひとりの思いが反映されて、それぞれがちがう魅力をもったすてきな自転車となりました。せっかくなので今回はその3人のベーシック・エフアールをご紹介します。

まずは、ひとりめ、彼女のベーシック・エフアール。

実は、お父様から彼女へのプレゼントの一台なんです。
お父様はビゴーレ乗りで私たちの軽快な乗り味をいたく気に入ってもらって、毎日走り回っているとのこと。このたのしみに娘さんも巻き込みたかった?ようです。自転車の細かい仕様はお父様が決められましたが、自分の自転車にするために、アクセントとなる部分は、もちろん、彼女が楽しみ悩みながら一つ一つ決めていきました。

 

ハンドル周り。ハンドルの高さは、ビゴーレでは3パタン準備していますが、通学とバイトまでの移動という街中での走行がメインとなる彼女には、操作性とスピード走行に対してバランスの良いポジションがとれるミドルの高さを選択。全体的に白で纏めたいという彼女の思いを反映させた白いハンドルグリップ。タイヤは、標準(1.5)のものより細い1.25を選択して、より速く走れるように。

サドルも白の予定でしたが、すぐにお尻の形になじんで乗りやすく、 永く乗るにつれて程よい質感になる革サドル、アメリカのセラ・アナトミカを選択。

そして、街中では欠かせないスタンド。Wレッグスタンドは、ビゴーレのシルエットを損なう事無く実用性を向上してくれる優れものです。

ロゴは、彼女の大好きな水色、ちょっとしたことですが、素敵なアクセントになりました。この爽やか仕様のベーシック・エフーアルがこれから毎日彼女の楽しい日々をアシストしてくれるとともに、そのうちお父様との交流の一助になってくれることを願ってます。

つづいて二人目の彼女のベーシック・エフアール。

 彼女の自転車はこれまで“ママチャリ”でした。近所の買い物の友から、さらに遠くへ走りたい、その思いでビゴーレの自転車を選んでもらいました。また、ビゴーレに乗っている友人がとてもたのしそうで、自分もいつかは、と思っておられたそうです。京都は市内でも鴨川沿いや御所など、舗装されていない道が結構多く残りますが、舗装路だけでなくそんな道でも気持ちよく走れるためのベーシック・エフアールという選択でした。

そんな彼女のベーシック・エフアールは、全体的に白黒のモノトーンで纏めつつ、グリップはピンク、ヘッドマークに赤いフィッシュボーンと秘めたる可愛らしさがちらり。

自転車の変速機周り、ブレーキ周りの部品は、競技にも対応できる耐久性を持つシマノのデオーレ。ゆっくり自分のペースでいいので少しずつ距離を伸ばし、ゆくゆくはこの新しい相棒と旅行に行きたいという彼女の思いの上でのワングレード上の仕様の選択でした。またこれによってこれによってさらに永く付き合ってもらえる自転車になりました。

彼女ももちろん普段の街乗りでも活用すべく、Wレッグスタンドを取付。この後、かごも取付けて、これまでの相棒以上に活躍してくれそうです。

ロゴは、必要以上に奇をてらう事無く黒ですっきり。部品も含め全体が白黒でぐっとシックにまとまっているので、アクセントのグリップがさらに印象的な一台となりました。遠出の夢を果たすべく、これからがんばって体力をつけなくちゃととてもうれしそうな笑顔が印象的でした。

最後の彼の一台はより、快適に走行できるためのベーシック・エフアール。

彼もこれまでの“ママチャリ”からの転向組。レース車ほど派手なものではなく、いい自転車を求めてビゴーレへ。これまで30分かけて通っていた通勤の道のりをより快適にするためのベーシック・エフアールです。

前の二人とは異なり、これまでのママチャリのポジションから大きく変えることなく乗れるようにと、ハンドル高さは一番高いアップタイプを取付。ただ、この先はせっかくなので長距離も走れるようにとハンドルはまたそれに合わせて交換したいとの事。

通勤がメインなので、パンクしにくいものを選択。このタイヤ、サイドに反射板加工がしてあり、帰りが遅くなった夜間での帰路も一安心です。

彼の場合はロゴでアクセント。黒のロゴを赤にするだけで自転車の印象が変わってくるから面白いです。

三者三様。それぞれの思いがきっちりと詰まった白いベーシック・エフアールは、それぞれに代え難い一台になってもらえたようです。

同じ白いベーシック・エフアールのオーダーが3台重なるという偶然。大きな違いでなくても、個々の思いが形になったものが出来上がるということは、モノと人との関係でとても大切であるということが改めてよく分かりました。

ぜひ、じぶんのモノと共に過ごすという経験をおすすめします。きっと見える景色がちょっと変わってくるはずです。

 

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