今回の山と旅の自転車、山旅車を発売するにあたって、新しいオーダーカラーを追加しています。色名は、「キャンディ小粒」。
これまでもキャンディという色はあり、下地塗装の粒度(きらきらの部分)が大きめでちょっと派手めで、げんきな人向きです。そこで、大人な落ち着いたキャンディも有りじゃない?と登場したのが、キャンディ小粒。下地塗装の粒度が小さくなり、きらきら加減は控えめながら、メタリックとは一寸異なる深みが出ている感じです。サンプルで塗装したものを本店で展示していると、お客さまも気になっている模様で、以外とその存在感はあるのです。そんな大人のキャンディを気に入ってオーダーも入ってきています。先日ナイトグリーンの完成車が仕上がったのですが、なかなか良い出来映えで、お天気も良かったので近所の公園に散歩がてら撮影に行きました。

 

 

日に当たると、その深みがさらに出てきます。
ついでに、他の色たちも散歩に連れ出し、パチリ。

 

 

80年代に良く使っていた色で、今回その復刻として登場したキャンディ小粒には、昔ながらのロゴがよく似合います。

当時は、黒縁に金、もしくは黄色という組合せが多かったのですが、今回は落ち着いた金を合わせています。

 

長年自転車を楽しんでいる人には懐かしく、これからのたのしみとして色々物色している人には新鮮に映っているようです。

 

懐かしい、新しい、自転車。山旅車は、見る人乗る人によっていろんな風に映っているようです。

 

こうして出来上がったナイトグリーンの山旅車は今回東京からの注文でしたので、今から旅立ちの準備をします。
通販だけでなく、店舗に来られてフィッティングした後、納車は配送でというオーナーさんも居られてお店からの配送も増えてきていますが、ビゴーレの自転車配送で心がけている事は、「箱から出してすぐ乗れる」です。なので、自転車を分解や緩めて コンパクトにすることなく、そのまま箱に入れられるように特注の自転車搬送用箱をつくっています。
まずは箱の組立から。底の部分は抜けてしまわないよう二重蓋仕様にしています。

 

ロードバイクが一台まるごと入る大きさです。

 

ハンドル部分が一番幅があり、これまではヘッド部分を緩めてハンドルを傾けて幅の狭い箱に入れるようにしていたのですが、工具を持たないお客さまのために組付け/ネジ締め作業が無い様に、そのまますっぽり収まるようにしました。

 

 

搬送時に傷のつかないように自転車本体をエアキャップでぐるぐる巻きをして隙間を小さな箱で埋めます。

 

 

梱包の終わった自転車は、運送業者さんが引取りにきますが、一人で運ぶのが大変そうなのでスタッフが積み込みをお助けしています。

 

こうしてみなさんのもとに旅立っていくのを見送っております。

 

箱から出してすぐにでもじぶんのかわいいビゴーレに乗りたい!というお客さまが多く、少しでもそのワクワクのまま乗ってもらおうと始めた“自転車そのまま梱包”。すっぽり収まるようにするために特注の箱をつくったり、対応してくれる配送業者を捜したりといろいろ一筋縄ではいきませんでしたが、実現できたことでお客さまの反応もすこぶる良く、がんばった甲斐があります。配送料も高くつくのですが、お客さまには一部の負担だけにするようにしています。
自転車を出した後の箱は大きいので、そのまま置いておくには結構かさばりますが、なかなか無いサイズでしっかりした箱ですので、何かに再利用してもらえると箱も喜びます。折り畳んで残しておきレース会場への搬送用の梱包箱として再利用してもらっている方も居られます。また、お子さんのお城づくりにももってこいですね。

近くても、遠くても、ビゴーレをたのしんでもらえるよう、
一寸したことですが、がんばってます。
今回東京に旅立った山と旅の自転車も、新しいオーナーのもとでかわいがってもらっている事と思います。

みなさんにたいへん好評の山と旅の自転車。
普段に乗るの自転車の友として、昔のランドナーのように使うひとも、新たな冒険に出ようと目論んでいるひとも、
みなその思い、使い方はそれぞれですが、その思いにしっかり応えてくれるいい奴です。

いよいよ、サイズによっては在庫が無くなりそうなものも出てきました。 
今回でこの生産は終了ですので、ご検討の方はぜひ。

山と旅の自転車は、京都本店、ビゴーレ・ウェブ・ストアにて限定販売中です。