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これまで京都の烏丸御池の新風館にあったアウトドア・アパレルブランドのパタゴニアの直営店であるパタゴニア京都が、入居していた建物の改修にあたり引っ越すことになり、先月10月28日金曜から新しく四条の烏丸と河原町のちょうど真ん中(麩屋町通の西)にオープンされました。聞くところによると日本最大級の店舗とのこと。

2フロアに渡る売り場には、全商品の約8割が揃い、いままでお店では見ることのなかったような商品(寝袋やフード類など)までもが手に取って見られようになりましたが、その広々とした店舗の一角にビゴーレもこれまで通り展示させてもらっています。今回は、新しい店舗ということもあり「新・山と旅の自転車」の特別仕様車(グッドデザイン出展仕様)を期間限定で展示することにしました。

 

 

いつも出てくる話ですが、パタゴニアさんとはかれこれ20年近くなるお付き合い。
最初はパタゴアニア大阪からでした。当時はまだダウンヒル全盛期でビゴーレもダブルサスペンションバイクを展示させてもらっていました。

 

1999年のパタゴニア大阪にて。当時のVMD担当だった丹羽さんが嗜好をこらして空中にワイヤで吊って展示のときもありました。

 

今のパタゴニア京都のストアマネージャーの瀬戸さんとの出会いもここから。瀬戸さんはその後神戸、最初の京都の立ち上げをされて今回で3店舗めとのこと、ほんとうにご苦労様です。

 

オープン前日にはお披露目会があり、スタッフ揃って伺いました。

ストアマネージャーの瀬戸さんと(左から二人目)。片岡(一番左)も駆けつけました。

 


京都では二度目なので手慣れた感じなのかと思っていましたが、瀬戸さんをはじめ、スタッフの皆さんの熱き眼差しはとても印象に残るものでした。というもの、はじめての表通りでの出店、これは、パタゴニアのみなさんにとって新たなチャレンジである事がひしひしと伝わってきました。

 

今回は、新たにイベントスペースも別に設けられていてこれまで店舗営業を終了してからしか実施できていなかったイベントを時間帯、場所を気にせずに自由にできるようです。また私たちもなにか一緒にできるようにプログラムを考えていきたいと思います。

 

 

新しくなったパタゴニア京都。
共に京都を盛り上げていけるよう、そして京都からいろいろなものを発信できるよう、これからも共に歩んでいければと思います。

 

パタゴニア
 http://www.patagonia.jp/

パタゴニア京都
http://www.patagonia.jp/patagonia.go?assetid=79133 

 

 

 

 

先の記事で駆け足で去年の年末の出来事を振り返ったのには実は、わけがあります。


実は、今度の2月26日(金)の夜から、アメリカのアウトドアウェアブランド、パタゴニアの京都店にて、パタゴニアのトークイベント「スピーカーシリーズ」でビゴーレがものづくりの視点から話をすることになりました。

パタゴニアは、 1970年に創業者のイヴォン・シュイナードが自ら使う登山用具を作り、それを仲間たちに供給し始めたことから始まったアウトドアウェアメーカー。
実は、1999年にちょっとした縁で大阪のお店で当時のダブルサスペンションバイクを展示していただき、そこから十余年、交流が続いていました。ジャンルは違えど、パタゴニアのアウトドア・アクティビティのための「道具」としてのウェア作りに私たちも共感しており、前から何かできればというやりとりがあったのですが、なかなかイメージがつかめずに実現に至りませんでした。
そんな中、昨年の丸の内でのデザイントークで漸くビゴーレとして話ができることをまとめる機会ができ、みなさんにビゴーレとしてお話できる一つの方向性がおぼろげながら見えてきたので、ここは一念発起、この勢いでやってみようということになりました。

丸の内のイベントでは、「未来」をキーワードに私たちの自転車から考える未来について話しを進めましたが、今回は、私たちのものづくりの思いにもう少しスポットを当て、ビゴーレがこれまで進めてきたレース用の自転車で蓄積した経験やノウハウを日々のたのしみのための自転車づくりに活かし、新しい自転車づくりに励みだした経緯をお話しできればと考えています。

 パタゴニアの「スピーカーシリーズ」は、これまでも各地のパタゴニアで開催されており、その多くは、サーフィン、アルパインなどのアウトドアアクティビティの経験、体験談や、パタゴニアが支援する様々な環境活動を実践されている方のお話が主で、「ものづくり」という立場からの話は知る限りは初めてではないでしょうか。ただ、私たちのものづくりの先にある思い、哲学に共感いただき、今回このような機会を頂くことになりました。

お時間があれば、ぜひお立ち寄りください。
私たちの真面目なものづくりの哲学、少しでも多くの人に聞いてもらえればと思います。

 

日時: 2016年2月26日(金)19:30〜

場所: パタゴニア 京都
京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館1F
Tel: 075-251-2101

 

 

 

 

 

 

まだ肌寒い中、春一番もふいたかとかと思いきや、庭にはモンキチョウがひらひらと舞っていて一寸びっくり。

まだまだと思っているうちにいろんなところから春の気配が感じられる季節となり、慌てて去年にご報告できていなかったことを総まとめ?してみました。

そう、去年年末の世の中が慌ただしい最中に東京丸の内のグッドデザイン丸の内で行ったデザイントーク。
東京のビゴーレサポーター?のご協力もありおかげさまで無事に終わりました。人前でしゃべるという片岡にとっては初めての経験でしたが、終始和やかな雰囲気の中、途中余談が盛り上がり本題から大きくそれてしまっても温かい目で見守っていただき、とても実あるイベントを開かせていただきました。

 

みなさんに熱弁を振るう片岡。

 

 

ビゴーレの歴史から今回グッドデザインを受賞した「新・山と旅の自転車」の話まで、今回の企画展のキーワード『未来』をもとに約1時間の話をみなさん和やかな雰囲気の中、一生懸命に聞いていただいてました。

 

トークイベント後の試乗会の様子。一見“ふつう”な山旅車ですが、みなさん実際乗るとそのよく走る性能に驚き、その秘密を知るべく、寒空の下にもかかわらず、一生懸命に片岡の熱い思いを聞いてくれていました。

 

夜になるとまた雰囲気が変わる GOODDESIGN MARUNOUCHI。多くの人が足を運んでデザインからみえる未来に心をときめかせておられるようです。

 

『未来』という視点から、私たちもビゴーレをいうブランドを見直す良いきっかけとなったとともにこれからビゴーレがどのような自転車を作っていくべきかを考えることができ、この機会を与えていただいたデザイン振興会の川口さんには本当に感謝です。また、東京での準備がままならない中で、いろいろ手助けしていただいた、大谷さん、杉野さんをはじめ、イベントに来ていただいた多くの方々も本当にありがとうございました。

 

そして、
そんなイベントが東京で行われている最中、タイのバンコクでは、UTB-0が日本代表として頑張ってくれていました。
昨年11月からバンコクで日本のデザインを広めるべく開設された“GOOD DESIGN STORE Bangkok”。香港に続き第二弾の拠点として、日本の様々なプロダクト類を展示、販売することで日本のデザインの力を世界の人に感じてもらうという企画に、再びビゴーレのUTB-0に招集がかかり、現在もストアの入り口に展示されています。


このUTB-0、私たちにとっては大変思い入れの深い一台であり、これまでレース用の自転車しかつくってこなかったビゴーレが、「街で自転車に乗る」ために正に「ゼロ」から考え出した一台。日々を楽しむということを私たちの視点で捉え直したこの時の思いは、今にもつながっていて、山旅車の開発にも活かされています。

写真は、GOODDESIGN Bangkokのオープン当初の様子です。
「店舗が入居する「Central Embassy」は、英国大使館跡地に2014年5月にオープン した最新のショッピング・モールで、BTSプルンチット駅に直結しており、数多 くあるバンコクのショッピングモールの中でも多くのブランドのフラッグシップ ストアが出揃うハイエンドなモールとして知られています。」(デザイン振興会コメント) (ご参考) http://www.centralembassy.com

場所:Level 4, Central Embassy
住所:07/1 1031 Ploen Chit Road
Tel: +66 2 160 5686

GOOD DESIGN STOREでは受賞商品の販売を通じてグッドデザイン賞の理念を浸透 させることを目指されています。その中に私たちも加わることができてたいへん光栄です。

https://www.facebook.com/gooddesignstorebkk/

また、バンコクへ行かれる際は、異国の中の日本を感じに立ち寄ってみてください。

 

こうやって振り返ると、

年末年始は、山旅車の販売開始もあり、ばたばたと今まできましたが、ビゴーレのたのしみを知ってもらうべく今年も一台一台大切に作っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

彼にとっては、3台目のビゴーレでした。
一台目は、京都に住んでいた時の足となって活躍したロードバイクのクロモリ・レーサー
二台目は、神奈川県は横浜市に引越し、その地に合うものをと選んだマウンテンバイクのベーシック・エフアール。 
そして、今回、さらに活動範囲を広げるべく、山旅車をつくる為に現在お住まいの静岡市から京都までやってきました。

そして、出来上がったのが最初の写真のもの。

一見これまでの山旅車と変わらぬ面持ちですが、彼のこれまでの思い入れが随所に詰まっているんです。
まずは、フレームカラー。
このナイトグリーン(キャンディ小粒色)、幼稚園の時に買ってもらったはじめての自転車の色。
見たとたんグッときたようです。

そして、その思い出色のフレームに組み合わせたコンポ(駆動/制動部品)はイタリアのカンパニョーロ
これから永く、大切に乗っていくために、流行り廃りのない端正な佇まいの部品を探して、ここに辿り着きました。

 

部品の代表的な顔となるクランク、変速機も伝統的なスタイルです。

 

 

細かい所ですが、ホイールの軸となるハブ部。

 

ブレーキレバー周り。


最近は、シマノの部品を組付けることが多かったので、その素直な作業のしやすさが当たり前のようでしたが、
久しぶりにカンパニョーロを扱うとその勝手の違いに最初は少々戸惑いましたが、すぐに勘どころを取り戻しすいすいと作業を進めると共に、その部品精度の高さに改めて感心しました。
(今回のモデル(カンパニョーロ・アテナ)でも、ネジの閉まり具合一つ取り上げても、かっちり収まる感じはカンパニョーロのそれでした。)

山旅車のクロモリ鋼フレームの細身のシルエットと相まってどこかクラシカル、でも新しい雰囲気。
カンパニョーロのパーツでもなんら違和感無く収まっている感じに片岡もスタッフもすっかりご満悦です。

さら140年も歴史を持つイギリスのブルックス製のサドルに同じくブルックスのバッグ。もはや彼の溢れ出た思いは止まらないようです。

 

出来上がった自転車と彼。もう、何も語らずとも彼の顔を見ればよく分かりますよね。

 

納車の次の日に早速彼からのお便りがきました。

「昨日はありがとうございました。
ダブルレバー癖が抜けず、ついハンドルから手を離してしまいますが(笑)。
大した距離は乗っていないですが、感想として安定感がハンパないので、ダラダラ?乗っても違和感がない。
理由がわかりませんが、不思議と登りが楽。思ったほど、お尻も痛くないので、かなり距離が伸ばせそうです。
また、静岡でロングライドしたら、感想をお伝えします。」

新しい彼の旅が始まったようです。
彼からのつぎの素敵な便りをお待ちしています。
そうそう、彼のこれまでのビゴーレも元気に活躍しているそうです。
ちなみに、この前に乗っていたベーシック・エフアールはお父様の愛車になった模様です。

 

山旅車一台一台が 、オーナーの大切な想いを受けて組まれています。納車後も自転車と共にたのしんでいる声を届けてもらい、作り手冥利につきます。
これからも存分に山旅車との時間を楽しんでもらえればと思います。
ありがとうございました。

 

春に向けて山旅車購入を検討されている方にむけて、朗報です。
一般販売分は、サイズ・色確認のための確認用取置き分キャンセルが、S/Mサイズが1台、M/Lサイズが3台でてきました。また、各所に展示用として組んだ完成車やサンプルとして塗装したフレームが若干数残ってます。
展示用のものについては現在ウェブストアの一品ものコーナーで特別価格にて提供しています。 サイズ、好みがあるかもしれませんが、ビビッときたら、山旅車を手に入れる最後の機会です。(あのホリデースペシャルや山旅車の表紙を飾っているモデルもあります!)

一品ものの山旅車関連、  完成車はこちらから→    フレームはこちらから→

 

 

 

 

 

 

先日、縁あってライカ京都店にうかがう機会があり、そこで感じた事をコラム『カメラと自転車』にて掲載していますが、その時、ついでに?店内で自転車を撮影させてもらっていましたのでこちらではライカ京都店の店づくりについて撮影しながら感じた事を少々。

ライカ京都店。

実は、ライカ京都店は、世界中の数あるライカストアの中でもだいぶ独特の店舗になっているようです。

まず、京都の花街、祇園のど真ん中にあるんです。目の前には舞妓さん芸妓さんの練習場、歌舞練場があり、目の前を舞妓さんがいつも通り過ぎていきます。でも、そこにライカのお店があるなんて、良く目を凝らしても分かりません。それもそのはず、元々、お茶屋であった建物にライカストアを「入れ籠んでいる」んです。

 

通りからの見た目はそのままお茶屋さん、外からは唯一のれんに染み抜かれた丸いライカのマークが、それであることを微かに伝えるのみです。前を通っても、カメラ好きの人でもそうそう分からない、ましてや知らない人にはそこがライカのお店だなんて思いもしない店構え。京都の景観条例の厳しさは周知のところですが、そのルールを遵守すべく、外観は必然的にそうなったようですが、そのことが逆にこの京都店の特異さを醸し出しています。

 

なんとかお店を見つけて中に入ると、一番に目に飛び込んでくるのは、スタイリッシュなライカストア共通の水平に延びる真っ赤な展示ケースとそこに整然と並ぶカメラ。これで漸く知っている人にはライカストアであることが分かるのですが、アイコン的展示ケース以外は京の町家の持つ力を活かしたつくりとなっています。これも、きっと「京都」ならではの事情が影響しているように思います。

隣と重なり合い奥の深い京都の家々は、なかなか家の中に光や風をとりこむことが難しいため、むかしの人はいろんな工夫をしていえの中が暗く、じとじとしないように考えて家を建てました。ここももちろんその空間づくりの知恵が活かされており、その知恵を活かした上で新しいお店部分がつくられているのです。何でも一辺倒に同じような場所づくりをするのではなく、建物の力を見定めて、それを十二分に活用し、古い場所に新しい息吹を吹き込む。さすが、光学系の会社、空間の光の状態をよく見極めています。

私たちがお邪魔したときは営業をお休みされているタイミングで、店内の照明が落とされた状態だったので、殊更その事がよく伝わってきて、今回はそのお店に差し込む自然光のみで撮影させてもらう事にしました。

 撮影といっても、お互いにお互いの道具に興味津々。

カメラの話、自転車の話をそれぞれが目を輝かせて話しながら、ゆったりした時間の中で撮影が進みます。

 

まず什器の間に“”を置いてぱちり。

玄関からすぅっと延びる光だけでなく、元々通り庭になっていた所を塞がず階段スペースにしているので、天窓から階段スペースを通して注ぐ光が鋼の繊細な陰影を浮かび上がらせてくれます。

 

 

 

 

反対向いて坪庭の方向に向かって。

普通なら少しでも売り場面積を広げるために塞ぎたいところを、京都独特の細長い空間が閉塞的な空間にならないよう、そのまま活用されています。それによって、決して広くはない場所がとても開放的になってるのが見た目でもよく分かります。この写真も、元通り庭の光の力が絶妙に活きています。

 

 

 

 

庭に出て。明るすぎず、暗すぎず。その繊細な光の案配をそのまま残されています。

 

 

 

 

二階は、ギャラリーとなっていました。折角なのでここでも一枚。
上の階は光をいっぱい取り込む事は可能ですが、ここも程よく、元々の開口を活かすだけに留めて必要以上の光が入らぬよう上品に抑えられています。

 

 

古いところの良さを活かして新しいものをつくる。
まさにライカのものづくりを体現化したような珠玉の空間でした。

 

 

最後に表先で。折角なので、いろいろ撮ってみました。

 

 

 

 

 

 

さて、どれがこの店先に一番似合いますか?
撮影しながら、片岡が一言。
「あまり違和感ないよね。」
撮った写真を見ても、そう、あまり違和感のないんです。
私たちは常に新しいスポーツバイクをつくっているつもりですが、古いものと並べても何やらおかしいという事にはならない。京都でやっているとそういう自然とそのエッセンスが込められるのかもしれません。
屋外撮影中には通り行く観光に来られた人びとも口々に「Beautiful!」、中には、持っている大きなカメラを手に道端に寝転がって写真を取り出すドイツ人まで出現。ちょっとした騒動になってしまいました。ありがたいやら恥ずかしいやらの一時でした。

 

今回のライカ京都店訪問は、カメラだけでなく、お店の中から外までじっくり楽しませてもらいとても素敵な時間を過ごさせてもらいました。ありがとうございました!

ライカの感じる京都をこのライカ京都店では満喫できます。グローバルなブランドが、ローカルを大切にするということをお店からも感じさせてもらい、大変勉強になりました。京都に来た際には、ライカのカメラを買わなくても、一度足を踏み入れてみる価値はあります。

 

もちろん、ライカのカメラとビゴーレの自転車ともに京都を巡れると、思い出にさらに彩りを添えてくれるはずです。。

 

 なんか、この記事、建もの探訪みたいになってしまいましたね。

 

ライカ京都店についてはこちら。

http://jp.leica-camera.com/ライカストア-取扱店/世界のライカストア/ライカ京都店

 

ライカのカメラに触れて感じたことを自転車の枠に囚われずにつらつらと書いているコラム「なんとなく」でまとめています。

カメラと自転車。

 

 

 

 

 

「ようやく私の自転車に出会えました!」
と彼女は、目を輝かせて 片岡に話しかけていました。

これまで彼女の相棒は、いわゆるママチャリ。ただ、彼女はそのママチャリを駆ってしまなみ海道を渡り、北海道を一ヶ月博多から大阪まで一週間かけて巡る本気の自転車旅をたのしむひと。台湾に行ったときも台北で自転車を買って高雄まで片道約350Km往復700kmほどを自転車で移動したそうです。(※ご本人からの訂正依頼ありました。「北海道と台湾往復はまだ」だそうです。でも、これからチャレンジしたいとの事でした。)
そんな彼女もいよいよその相棒にはこのような自転車旅は酷なことであることに気がつき、新たな相棒探しをして、インターネットを彷徨っていたそうです。
でも、本格的なロードバイクや気軽なクロスバイクは一杯でてくるけど、彼女が求める毎日乗れるけどしっかりしている「道具」としての自転車は なかなか見つかりません。
もう、クロスバイクあたりで妥協するしかないかと半ば諦めていた折に友だちから「こんな自転車もあるよ」と教えてもらったのがビゴーレでした。そしてサイトを見るとまさに自分の探していた自転車がそこにある!と、すぐに京都のお店までやってきたそうです。そしてお店にある山旅車を見た瞬間、「これください。」 でした。

そんな彼女の自転車が出来上がり、先日自転車を取りに来られました。
自分の自転車を見るやいなや、うれしさをこらえきれずすぐさま跨がって飛び出していきました。

 

 

 

あたらしい相棒の感触をじっくり確かめるためにぐんぐん走ってあっという間に見えなくなってしまいましたが、しばらくしてようやく彼女の姿を見つけることができました。遠くの方からでもそのわくわくが伝わってきます。

 



 

 

高揚した面持ちで息を切らせて帰ってきた彼女に、その想いを上手く拾い上げるべくすぐに片岡が講義を始めました。
というのも彼女はこれまでママチャリしか乗った事がなく、スポーツ車である山旅車を乗りこなしきれていない事に彼女のライディングをみて気付いていたのです。
早速、自分が自転車に跨がり、ペダルの踏み方についての指導がはじまりました。

 

 

 

「脚だけではなく全身を意識して‥」と、まさに全身を使っての説明。おやおや、だいぶ熱が入ってきたようです。

 

 

 

彼女の思いを受けて熱い指導はまだまだ続きます。
「歩く時も、足だけで歩いてないんですよ。足だけつかって使って歩こうとすると‥」

 

 

 

あらあら、遂には靴を脱ぎ始めました。
「ペダルを踏むときは、この母子球を意識して‥」

 

 

 

もう一度乗ってもらい、今度はブレーキの握り方。彼女にとっては片岡からの話はなにもかもが本格的かもしれませんが、片岡はこれまでの旅の仕方を聞いていて、しっかり安全にたのしく乗ってもらうために、きっちりと知っておいてもらいたかったそうです。経験者にだけでなく、初めての人にも、全力投球。その事が彼女にも伝わるのか、聞いている目も終始真剣です。

 

 

 

再度乗って帰ってきた彼女に最後のアドバイス。もう、ふたりの世界です。。

 

 

 

充実の一講義を終えて最後のたのしみ。お店の中に戻って自転車に付けるアクセサリー類を選びます。ライト一つとってもいろんな形がありますが、それぞれの長所短所の説明を聞いてじぶんにあったライト探し。最後の決め手は、「かわいい!」でいいんです。

 

 

 

彼女が店内で悩んでいる間に、主人が迎えに来てくれるのを待っている山旅車。こうやってみると、彼女の好みは意外ときりっとした感じですね。
彼女にとってこれまでの自転車と比べるととても高価な自転車ですが、それでも彼女にとってはほんとにいい出会いだったとのこと。これからずっとおばあちゃんになるまで乗り続けてほしいです。(オーナーの多くは、自分のこどもたちに自分が乗っていたビゴーレを譲って乗りつづづけてくれていますから、だいじょうぶ。)

 

 

 

いよいよ引渡し。お店から出てきた二人は彼女のあたらしい相棒をながめながら、何を思っているのでしょうか。
その顔は、きっとまだ口元が緩んだままのはずです。

 

 

 

そして、最後に。二人ともなんだか大満足のお顔。

 

 

こうして、彼女はお店を後にしました。
もちろん、家まで乗って帰ります。ちなみに、彼女は帰る先は、大阪。その道のり30kmをゆうに越えます。
さすがです。

 

終始、興奮気味の彼女。
「ほんとに出会えて良かった。」といってもらえる一台になって私たちも感無量です。
これから彼女の楽しく素敵な新たな旅出をしっかりサポートしてくれる事と思います。
またこのあたらしい相棒との旅について旅先から便りをくれるそうです。とてもたのしみです。

 

 

 

山旅車は大きい方のサイズの黒の在庫に続き、オーダーカラー用の在庫もだいぶ減ってきました。
あなたの一台。老いも若いも、男も女も。旅へ想いを馳せているあなたをこれまでにない旅へ誘う自転車、山旅車。
今です。

 

少しでもみなさんのお力になれるように、ウェブ・ストア、京都本店では、分割払いの金利を36回までお店側が負担させてもらう「ビゴーレ・ローン 金利0%キャンペーン」を11月16日まで開催しますので、ぜひご活用ください。

 

 

山と旅の自転車は、京都本店、各特約店、ビゴーレ・ウェブ・ストアにて限定販売中です。

 ウェブ・ストアはこちらです。 →

 

 

 

 

 

 

ちょうど、新幹線が走り出し、大阪で万博が開かれようとしている頃。
片岡少年はランドナーに跨がり、山道を果敢に攻めていました。まだ多くの道は、舗装されていない地道。こうした地道を楽しむ道具としてフランス発祥の旅行用スポーツ自転車であるランドナーは、少年達にとっては、高級すぎる遊び道具だったかもしれません。しかし、ビゴーレを営む片岡家に生まれ、自転車に囲まれて育った片岡少年にとって、単純に目の前にある自転車で遊びにいくのは至極あたりまえの事でした。こうしてランドナーに乗って走り回るうちに時代は変わり、道は舗装され、地道が無くなると共に自転車のたのしみは、より高速な走行を求めて舗装路での走行を想定してつくられたロードレーサーへと移行していきます。その中で、旅行用であり、アウトドア用であった自転車のランドナーは、舗装路での安定性を求めてスポルティーフというロードバイクに近いスタイルへ変化していきましたが、山行できる自転車のたのしみはランドナーが受け継ぎます。より険しい道に対応すべく、ランドナーの泥よけを取り、さらにはフラット・バー(まっすぐなハンドル)を取付けて操作しやすいように改造するものまで現れてきました。そしてそれは“パスハンター”と呼ばれるようになり、よりアウトドア色を強めていき、その先は、みなさんのご想像通りマウンテンバイクへと繋がっていきます。

ただ、それぞれが専門性を高めていき、当時のランドナーが持っていたたのしみ、どんなところも走れながら遠出もできる、少年達を冒険へ誘うような魅力的な 自転車が無くなった事に片岡は一抹の寂しさを感じていたようです。かといって、懐古的にランドナーを復活させるというのも違和感がありました。当時と今は明らかに環境も異なるし、ランドナー以降に新しいジャンルの自転車が生まれ、それをつくり、跨がる事で見つけ出した事がいっぱいあったからです。

こうして、懐かしいあの頃の純粋にランドナーという道具を駆って感じたたのしみを今この時代でもう一度感じれるようにと山と旅の自転車は生まれました。あの頃には無かったマウンテンバイクのノウハウを盛込みつつ、ロードバイクでもマウンテンバイクでもない、少年たちの冒険のために純粋につくられた自転車。この山旅車、手前味噌になりますが、現在世代性別を問わず多くの方にご好評いただいています。その中でも若かりし日にランドナーに跨がり、そこいら中を駆け回った往年のビゴーレオーナーたちが、ランドナーの次なるものとしてオーダーしていただいてます。

 

 

彼は、80年代初頭からvigoreのスポルティーフ、ロードバイク、トライアスロンバイク、マウンテンバイクと自転車のたのしみの節目毎にビゴーレを購入してくれている生粋のビゴーレオーナーですが、この春の定年を機に山旅車をオーダー。自転車に対する思いが強く、今回も細やかな仕様変更も盛込まれた山旅車のオーナーとなっていただきました。納品日にはその脚で貴船までならし走行、いたく感動してもらえました。その走りの感動が冷めやらぬ二日後に電車で名古屋まで輪行、そこから旧道の五十三次の道を東京を目指して壮快に走ってきたそうです。今回は小田原まで走られたようで、次は小田原出発で東京まで辿り着きたいとの事。未だ少年のように目を輝かせて山旅車での冒険話を聞かせてもらいました。

 

新しい山旅車は、これまで乗られていた自転車から部品を移行して制作。その際にフレームについていたヘッドバッチも移植したいとのことで取付けました。この山旅車は既に新しい冒険が始まっています。

 

 

この山旅車をオーダーした彼もビゴーレを20台以上所有する古からのオーナー。山旅車が試作段階で店先にあるときに真っ先に反応して、一番にオーダーしていただきました。こちらは本格的に旅出用としてキャリアとバッグ類を装着。普段から片道10Kmの道のりを自転車で通勤されていたようですが、これからはこれで毎日走るとの事。まさに毎日が小旅行です。季節が良くなってきたので、京都から日本海までこいつと走っておいしいものを食べて帰ってきたいそうです。わたしたちもうらやましい限りです。

 

 

彼は、これまで他社のクロスバイクで走っていたのですが、もっと気持ちよく走れる自転車を探してビゴーレに辿り着かれました。専門的な自転車はいらないけど、良い自転車がほしいという彼の願望は、たいした説明するまでもなく店内に入るや否や山旅車に引き寄せられて成就しました。毎日走れて、旅にも出られるこの自転車とのこれからがほんとたのしみのようです。

 

 

これをオーダーした彼、新しい自転車を探してインターネットを彷徨っていたところ、ビゴーレに出会ったそうです。それまではビゴーレの事を聞いた事が無かった彼もその直感にて京都本店まで辿り着きました。ロードバイクまではいらないけど、というリクエストに山旅車がはまったようです。毎日彼が働く山の家の料理店まで通う道のりは険しいので、急には乗りこなせないかもしれないけど徐々に通勤にも乗っていければと、オーナーになることでその意欲を燃やされていました。

 

うれしいことに新しく山旅車のオーナーになられた方の多くは、古参の人も新しい人もその姿に一目惚れ、そして乗って感動してくれています。そして、それぞれがオーナーの思いを反映した個性的な山旅車が仕上がっていて、とてもおもしろいです。

こんなのもそろそろできあがりそうです。あれ、鋼?のような山旅車。

 

毎日がたのしく、旅出が快い自転車。少年たち、若者達がランドナーに跨がって毎日繰り広げていた冒険物語が、ランドナーの正当進化ともいえる新しい自転車によってこの時代に復活しました。それぞれの思いを託された組み上がった山旅車が、みなさんのもとに旅立っています。

 

山と旅の自転車の完成車およびそのフレームについては京都本店各特約店ビゴーレ・ウェブ・ストアにて限定販売中です。

 

 



「山と旅。」の自転車。

 

まだ名は、決まっていないこの自転車がより形になってきました。
この自転車は、これまでのマウンテンバイクでもなく、ロードバイクでもない、
どちらかというとマウンテンバイクとロードバイクのあいのこ。
どこでも走れて、気持ちよく長距離も走れる自転車。
ビゴーレで今一度「サイクリング」という言葉を見直してみようということではじまった新しい自転車づくり。

 

この新しい自転車の性能を確かめるべく無塗装のフレームでテストすべくパーツを組み付けて試走です。
新フレームの設計は、クロモリ製マウンテンバイクのベーシック・エフアールよりもホイールベース(タイヤとタイヤの間隔)を短くすることで、どっかりサドルに体重を乗せるのポジションではなく、かといってロードバイクほどスピードを重視して身体を丸め込みペダリングへエネルギーを集中させるポジションでもなく、上半身と下半身に程よく体重をかけられるような姿勢がとれるように計画しました。ペダリングもしっかりできるけど操作性も損なわないことを目標に設計された一台はさていかがなものでしょうか。

 

まずは舗装路 。身体の重心がマウンテンバイクよりも前寄りになったので、脚の自由度が高まってロードに近いペダリングができるようになった事を確かめられました。

 

 

また未舗装地では、マウンテンバイクほどの操作性は無いものの、もともとのそのMTBの血筋を受け継いだ事で荒れ地や段差も思っている以上にクリアできました。

 

 

そして。
短時間での検証だけでなくこの新しい自転車の性能をさらに確認すべく、今回ビゴーレの昔からのオーナーで現在も自転車でのツーリングをされているTさんに長距離のテスト走行をお願いしました。そのためにトラブルの無いようより完成度を高めた試作車を貸与しました。

今回の行程は約45km、4時間ほどかけて京都周辺の峠でじっくりと新しい自転車の試験走行。
まずは、京都市内からサイクリングやトレイルランの場所として活況な京見峠へ。最初に峠に向かう前の平坦な道での感じは、「すぅっと前に進む」だったそうです。この新しい自転車はマウンテンバイクの延長線上にある(ホイールが26inchなので)と思っておられたので、予想外の感触だったようです。それはどちらかというと「太いタイヤをはいたロード」とのこと。

 

上りが始まってからも「すうっと楽に上がった」。終始この自転車での走行が「楽」だったのが印象的だったようです。

 

 

京見峠の石碑前にて。普段はフラットハンドルのマウンテンバイクだったのが、「緩急のある峠の上りはやはり、ポジションの多く取れるドロップハンドルの方が楽」。

 

 

この辺はしばらく急な坂がつづく。今回の完成車のパーツの組付はロードバイク寄りであったためちょっと上りがしんどかったようで、これはマウンテンバイク寄りの組付にすればきっと良くなるはずとのこと。(こんな「急坂と言われるところは限られている」ようですが。)

 

 

細い山道(シングルトラック)へ。これぐらいの道なら「ドロップハンドルで余裕でコントロールできる」状態だったようです。

 

 

さらに、林道を下る。「スリックタイヤだったので、さすがに落ち葉や苔は怖かったが、多少の土砂があるような道は、元々はMTBをベースに開発された自転車であるので、余裕の走行である」。今回は舗装路/未舗装路混同でのテストだったのでブロックパタンの無いスリックタイヤを選択されての出発だったのですが、テストのためにと果敢に攻めてもらったようです。そのおかげでこの自転車の持っているポテンシャルを肌身で感じていただけました。

 

こうしてさらに様々な道を走り、テスト終了。途中で幸いにも?雨にも降られて、濡れた路面での確認までしていただけました。

 

総じて、この自転車についてのコメントは以下の通り。

「舗装路や上りでロードの様に「すうっと前に進む」軽さ、「長い距離を楽に走れる」ランドナーの様な居住性、そしてBasicFRから引き継がれた「MTBとしての基本性能」。これらの車種の得意とするところの特徴を上手くバランスさせて高い次元でまとめられている。これ1台あれば、普段は通勤通学の足として、週末は郊外への峠や里山のサイクリング、長期の休暇には荷物を積んで自転車旅にと使い回す事ができるだろう。サイクリングのプランニングにおいても「ランドナーでは荷が重過ぎる」が「MTBほどの機材を要求されない」そんなコースの場合、この新型であれば1台で対応できる。1日のサイクリング全ての場面で活躍させることが出来るので、上級者の方々にとってはコースプランニングの幅が広がると思う。」

私たちが考えていた以上に乗りやすかったようで大満足のお褒めの言葉。
 後は長期旅用の積載についての検討が必要ですねとのさらに活用するための課題まで指摘頂き、私たちにとても有用かつ今回の新しい自転車への自信につながる報告を頂きました。

肩肘張ることなく、素直に自転車に乗って旅を毎日をたのしみたい。
ただ、そのためにも質の良い道具をつくりたい、という思いがちゃんと形にできた事を自分たちでも確かめられて本当に良かったです。

いよいよ、
「山と旅。」の自転車、完成に近づいてきました。

 

あら、
京都の店先に、この新しい自転車がここにも。 
わたしたちもたのしみです。

 

何気なく、愛らしいぶたの看板のそばに立てかけられた見慣れぬビゴーレの自転車。

その自転車は、ずいぶんと前に片岡の友人のソーセージ屋さんのマスターからの依頼で作られた一台です。
「配達用の一台をつくってほしいんやけど。」
友人の不意のお願いでした。

片岡とマスターは旧知の仲で、ソーセージ屋を開かれる前は有名な欧風料理レストランを開かれており、ビゴーレの打上でも良くお世話になりました。現在は、レストランのときに評判の良かったソーセージやおいしい食材をメインに販売するお店を立ち上げられ毎日奮闘されています。
「ソーセージ屋」と言っても、フランスで言うところの「シャルキュトリー」という豚肉加工専門店。それを専門的に営んでいるお店は日本では数えるほどしか無く、ソーセージ、ハム、テリーヌからデザートまで毎日作リ続けられています。そんな彼をわたしたちは親しみをこめて「ソーセージ屋さん」と呼んでます。
片岡とマスター、端から見ているとそんなに仲良さそうでも無いのですが、互いに饒舌でもなく、職人気質なところが似ていて、なんとなく、多くを語らずとも通じ合える仲みたいです。

 

そんなマスターから店用自転車のオーダー、要望はふたつ。
配達用の自転車にしたいので、すこしでも多くの荷物を乗せられること。
そしてリンデンバーム(お店の名前)っぽいこと。

その二言から生まれた自転車が、マスターの手にしている自転車。


職人堅気のマスター。カメラを向けてもすぐさまにこっと言う訳にはいきません。
写真では無愛想ですが、とてもやさしくて、いつもたいへん気遣いしてもらってます。

 

さてさて、仕上がった自転車は、こんな感じです。
配達用とのことなので、丈夫で取り回しの良いクロモリ製MTBであるBasic FRをベースに、
前輪の荷台はもちろんのこと、リアには、大きなキャリア。これなら豚一頭まるごと配達できるはず。

前輪の荷台はフラットなものを。うさぎでも、鴨でも、ぶたでも、鹿でも、ひもでくくりつけていろんな食材を運ぶことができます。

ただし、しっかり縛りつけてもらわなければ荷物は逃げていってしまいます。

 

後ろはXTRACYCLEのFreeRadicalという荷台ユニットを取付けました。穫れたての一頭丸ごとでも運べそうなぐらいの容量はあり、荷をのせなくても十分すぎる存在感。
看板がわりにも、との要望もこれならしっかりご希望にそえているのではないでしょうか。

 

もちろん、配達先でも自転車が立てられるようにスタンド付き。
(※ビゴーレはスポーツ車が主流なのでオーナーはスタンドを付けられないことが多いです。)

 

そして、フレームには、お店のロゴ。

 

ただ、ロゴよりも特徴的なのは、自転車のフレームの正面につけられた”ぶたのはな”。
そう、これは、あの看板のぶたくんのはな。これはマスターからのリクエストなんです。
あのぶたくん、だいぶマスターに愛されているようです。おかげで自転車もぶたくんの分身のようになりました。
ぶたは、ドイツでは幸運のシンボル。町でこのぶたくん号とすれ違ったら、いいことあるかもしれません。

 

そんな元祖?ぶたくんと記念撮影。
その日のマスター、とても忙しかったようですが、やっぱりぶたくん抜きでは語ってはいけないようで、
少々ぶっきらぼうながら「看板ともいっしょに写ろうか?」と自分から。
最愛?のぶたくんとその分身、ぶたくん号と一緒に記念撮影となると自然を顔もゆるみます。
職人堅気でちょっと気難しそうに見えますが、ちゃめっけたっぷりのマスターはやっぱり憎めません。

 

自転車を定位置に戻すと、忙しいと言いながらもスタッフの方といっしょに自転車をながめておられました。
みなさん、なんとなく、ビゴーレの自転車はながめたくなるみたいです。

 

そうそう、このお店のためにつくったのは自転車だけではありません。

こんなものもあります。何か分かりますか?

 

実はこれ、溶接されたパイプの穴に写真のように棒を差し込み、ソーセージを吊るすものだそうです。
ある日、マスターが、「こんなの作れる?」との相談に、片岡が実際の使い方を確認しながら寸法、角度を決めて自転車のフレーム材で作り上げた一品。
自転車同様、道具としてしっかり機能するものをとの思いをここにも込めています。

 

つりさげられたソーセージはこんな感じ。(マスターのブログ”リンデンバームのキッチンから“より転載)

 まじめにモノづくりしている者どうし、ちょっとしたことをお互いに知恵を出して支え合っている関係が端から見ていてうらやましいです。

 

ついでながら、店内に入るとおいしそうなものばかり。
これまでも食べてはいるものの、その誘惑に負け、買って帰ろうと、マスターにどれがおいしいかと尋ねると、
ぶっきらぼうに「全部。」。
それは、そうです。申し訳ない質問をしてしまいました。

 

欲張りのわたしは

色々たのしめるソーセージの詰め合わせと

 

とても美味しそうな、タルトタタンを袋に詰めてもらいました。

 

私たちの対応を終えると仕込みのためにそそくさと奥の厨房へ戻っていかれるマスターの姿は、
つくるものは違えど、ひたむきに自転車づくりに励む片岡に通じるものがあります。
京都にはまだまだものづくりに思いを込めている人たちがたくさんいることを改めて実感しました。

 

これからもこの素敵なお店が続くように、少しでもビゴーレの自転車(とソーセージ台)が貢献してくれていることを願ってます。
どうぞ、ぶたくんのご加護がありますように。

京都にお越しの際は、ビゴーレの自転車と併せてマニアックでとてもおいしいソーセージにも会いにきてください。

 

ソーセージ屋さんもとい、シャルキュトリーのリンデンバームのホームページはこちら→

 

今回、ベースとなったベーシック・エフアールはこちら→

 

先日、一枚の写真を持って彼女はやってきました。
その写真には、一台のビゴーレと高校時代の彼女が写っていました。 
日付は、88年10月9日。琵琶湖でのライディングの際に記念に撮ったものとのこと。
当時は、 休みになると自転車で出かけて、日によっては60Kmを超える距離を走っていたそうです。

それから約25年、彼女は再びビゴーレに乗るべくそのときの写真を片手に自宅のある滋賀の石山から京都本店のある京都の岩倉までの行程約25Kmをジョギングしてやってきました。

きっかけは、今乗っているアルミのロードバイク。大人になった彼女は結婚、出産、子育てと自転車からしばらく遠ざかっていたそうですが、子育ても一段落した後、また自転車に乗るためアルミ製のロードバイク 購入。スペックは申し分の無いものでしたが、何かが違ったようです。何が違うのかは分からないが、明らかにちがう。
そして、あのときの感覚を頼りにウエブサイトを彷徨い、再びビゴーレに出会います。しかも、画面には女性向けのロード。この運命的な出会いが、彼女の足を京都に向けることとなりました。

そして、お目当ての自転車とのご対面。片岡に連れられて目の前に現れたそのビゴーレは、まさに彼女の探していたものでした。

一品ものとして完成した状態のものでしたが、サイズは小柄な彼女にぴったりでした。ただ、ポジションの微調整が必要でしたので、まずはステムのサイズを交換し、彼女用にフィッティングします。

一寸したことなのですが、乗り馴れた彼女にとってはこのわずかばかりの差で感覚が変わってきます。

作業を終え、再び乗ってもらいます。

自分用に調整されたクロモリレーサーを一踏み一踏み、かみしめるようにたしかめる彼女。

こうして彼女は、ずっと乗っていてもいつまでも楽しく乗れていたあの時代の感覚を取り戻したようです。
今回のこのクロモリレーサー、スペックは先の一台と比べるとほぼ同じなのですが、彼女にとってはあのときの感覚を呼び覚ます、別のものでした。

最後に出会えた一台とはにかみながら記念撮影。
(ちなみに彼女は25年前の写真とほとんど変わってません。)

まずは乗ることを楽しんでもらうために自転車をつくってきましたが、こうして実際にその違いを感じ、再びビゴーレに乗りたいといってビゴーレに戻ってきてもらえたことは、私たちも素直に嬉しかったです。

それは、乗り比べなくては分からないかもしれません。でも、今回の彼女との出会いは、少しでも、形だけではない自転車の「乗る楽しみ」を感じてもらうため、がんばっていこうという思いがさらに深まる出来事となりました。

見た目はどれも一緒かもしれません。
でも、違う何かがビゴーレにはあります。

後日、しっかり調整のなされた一台のクロモリレーサーは、懐かしくも新しい彼女のパートナーとして、着物姿で迎えにきた彼女に引取られていきました。

今回の彼女のパートナーとなった一品ものはこちら→

クロモリレーサーの詳細についてはこちら→

クロモリレーサーのご購入はこちら→

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