昨年にご購入されたお客様から、

「不注意で走行中に車止めに当たりフレームが曲がったみたいなので一度見てもらいたい」とのご連絡をいただきました。

 

↑ご来店いただきフレームを拝見させていただくと、チェーンステイに当たった跡が。これが原因でフレームに歪みが生じていました。治具にセットせずともタイヤ(ホイール)が片側によっているので明らかに歪んでいるのが分かります。もちろんこのままでは真っ直ぐ走りませんし、危険につながる可能性もあります。

 

詳しく聞くと、乗車中に車止めのポールにぶつかって、転倒しそうなのを持ち直したところ歪んでしまったとのこと。”てこ”の原理で大きく曲がってしまったようです。自転車は破損してしまいましたが、何よりお怪我がなかったのが幸いです。

 

さて、修理の話になりましたが、チェーンステイのパイプを差し替えてフレームの歪みを整える、はできないことはないですが、溶接の時に再度熱を加えるためにフレーム本来の性能が活かせなくなることや、コストが膨大にかかってしまう(分解、パイプ材料、塗装剥離、フレームカット、溶接、再塗装、組み立て 等々が必要になります)ため、今回はフレームを交換することに。

 

ビゴーレには『OWNER’S CARE』というサービスがあり、その中の「フレーム事故補償」を適応させていただきました。「フレーム事故補償」とは、お気に入りのバイクが自損事故などで破損フレームの組替が必要な時にフレームを特別価格(最大40%OFF)で提供するサービスです。

 

 

組み替えにあたり、新しいフレームカラーは以前と同じく『KYOTO Collection 照応』のマット(艶消し)ベージュカラーをご希望になり、フレーム以外のフロントフォークやパーツ類は無事だったので、そのまま使う事に。

また、フレーム組み替えなどの場合はワイヤー類も交換するのですが、この方の場合は納車から数ヶ月しか経っておらず、まだワイヤー類は消耗が少なかったのでワイヤー類もそのまま使います。

 

↑こちらがフレームを交換して元のパーツを組み付けた新しい自転車。歪んだフレームも綺麗になり、元通りになりました。

 

このようなフレームの組み替えの場合、【フレーム代(OWNER’S CARE特別価格)】【分解する工賃】【組み立てる工賃】【交換必要な小物などのパーツ代】がかかります。今回は、ビゴーレにてご自分でパーツをバラされたので【分解する工賃】は不要となりました。

 

 

2024年8月以降に京都本店経由(ONLINE STORE、ふるさと納税を含む)でご購入いただいた方は自動的にオーナーズ登録させていただいていますが、それ以前のご購入の方や京都本店以外でご購入の方で登録がまだの場合はこちらからご登録ください。

 

 

今回、この方は『OWNER’S CARE』の適応となりましたが、ビゴーレではご購入いただいた後も安心して永く乗っていただけるように『REPAIR/REMAKE』というサービスもご用意していますので是非ご活用ください。