ビゴーレのハンドメイドのラグ付クロモリ製ロードレーサー『70next 知足(ちそく)』

「70next」をより表現させるため京都の伝統的な感性との融合として、漆芸家・服部一齋氏とのコラボレーションプロダクトとなります。

↑服部一齋氏のアトリエにて

 

この『70next 知足』は、今、満ち足りていることを改めて認識し、本当に自身が気に入ったもの、美しいと感じたものを大切に扱うことで、人生がより豊かなものとなるように、禅の言葉「吾唯知足」から名付けました。人々の“足“の一部となる自転車という道具を、もっと深く”知“り愉んでいただきたいという想いも込めました。

 

 

今回はこれまでに製作・納車させて頂いた中の2名のオーナー様の『70next 知足』の完成車をご紹介させていただきます。

 

まずは以前にもご紹介させて頂いた1台。

『70next 知足』のフレーム+フォークはオーダーメイド製作ですのである程度のリクエストは受け付けています。

この方はシングルスピード仕様をご希望。「飾って愉しんで、たまの天気がいい時に乗って愉しむ」とのこと。

組み付けるパーツ等はお持ちのものを使って組み上げられました。

 

クランクはSHIMANO Dura-Ace。

 

ヘッドセットとブレーキキャリパーはCAMPAGNOLO。

 

サドルはIDEAL(イデアル)「88」 革サドル。1960〜70年代のサドルです。

 

元々アパレルメーカーだったアメリカの WEYLESS(ウェイレス)※が製作したシートピラー1977年に購入されたそうです 。

※WEYLESS:のちにSUNTOUR SUPERBE(サンツアー シュパーブ)に採用されたデザインです。

 

左チェーンステイのフレームビルダー片岡と漆芸家 服部氏のサイン。

 

 

 

そして2台目は変速機ありで組むとのことですので、フレーム+フォークは通常の仕様。

この方も組み付けるパーツはお持ちのものを使われました。

 

組み付けられたコンポーネントは1983年に限定発売されたCAMPAGNOLO SUPER RECORD50周年記念モデル。

この方、このセットを新品で5セット(!)お持ちだったそうで、『70next 知足』を見た瞬間に”このパーツにあうフレームだ!!”とオーダーしてくださりました。

単なる飾りではなくて乗る道具にするために、当時のギア比では重すぎるので、スプロケは大きなものに変えてあるそうです。

 

ヘッドスペーサーはビゴーレオリジナルのもの。『70next』と『70next 知足』をご注文いただくと、このオリジナルのヘッドスペーサーをお付けしてます。

 

実際この自転車を乗るとのことなので、ホイールは現行のCAMPAGNOLOハブ×MAVIC OPEN PROリム。

 

トゥクリップカバーとトゥストラップは何と、ミシンで自作されました。

 

以前のトークイベントにも来てくださり、「ガツガツ乗ります!」とのことでした。

一昨年に納品させていただき、昨年数ヶ月かけて組み上げをされました。

また春になったら色々なところに出かけるそうです。

 

 

 

 

最後に、オーナー様のではありませんがビゴーレで通常に製作・販売している『70next 知足』完成車の紹介を。

組み付けているコンポーネントはSHIMANO ULTEGRAのDi2セット。それにビゴーレオリジナルパーツ・Continentalタイヤ・Brooksサドルなどをチョイスしアッセンブルした1台になります。

この完成車以外にも、「こんなコンポーネント・パーツを使って組みたい」というのがございましたら気軽にお問合せください。

 

この『70next 知足』、フレーム+フォークでも販売していますので、ご興味のある方はご来店もしくはお問合せください。

 

変速のタイプはDi2(電動変速)・STIレバー・Wレバーの3タイプから選択可、またアヘッドヘッドorスレッドヘッド・シングルギア仕様などのリクエストもお受けしていますのでこちらも気軽にお問合せください。

 

今回、これまで納車させて頂いたうちの2台の『70next 知足』をご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?同じモデルとは言え、オーナー様それぞれのまとめ方になっていますね。

 

始めにご紹介したシングル仕様の『70next 知足』はオーナー様のご厚意でこちらの京都本店に展示させて頂いていますので、是非実車をご覧にいらして下さい。

 

 

 

今回ご紹介した『70next 知足』の詳細はこちらより↓