「クラシカルに行きましょう。」

 

そんな言葉と共に、仕様を決めさせていただいた一台。

私たちの自転車は、同じ車種であっても、最後のカラーリングやパーツの味付けによって、完成の佇まいが大きく変わります。

クラシカルをテーマに、少し前に納品させていただいた一台をご紹介させていただきます。

 

 

当初、オーナー様が求められていたのは、仕事だけ、休日のライドだけ、と用途を限定した自転車ではありませんでした。

仕事にも乗り、友人とのライドにも出かけ、時には荷物を積んでキャンプへ。

毎日のいろいろな時間を行き来しながら使える一台。そこで選ばせていただいたのが、「山と旅の自転車プラス」でした。

 

カラーリングなどを迷っていただいていた際、店内に展示している「70next」を見て、アイスメタリックブルーのカラーやロゴの雰囲気を気に入っていただきました。

 

「70next」は、クラシカルなイメージで取りまとめた一台。

その佇まいを、日々の仕事から休日のキャンプまで使える「山と旅の自転車プラス」に落とし込んでいくことになりました。

 

テーマはクラシカル

 

70年代を思わせるアイスメタリックブルーのフレームに、革のサドルとバーテープ。革で取りまとめることは、オーナー様からのご希望。

 

 

 

当初は通常のBROOKSを想定していましたが、いろいろと見ていただく中で選ばれたのが「B17 SPECIAL」。

このモデル、通常のB17と何が“Special”なのかというと、特徴のひとつが職人の手で打ち込まれた銅鋲でより表情のある一品です。

 

革そのものも、乗り続けることで少しずつ馴染み、表情を変えていきます。

新品の今ももちろん良いのですが、数年後、このアイスブルーの車体に馴染んだ革がどんな表情になっているのか。それも少し楽しみですね。

 

見た目はクラシカルに。でも、仕事から休日のライドまで毎日使うことを考えると、扱いやすさや走行性能はもちろん大切です。

パーツはSHIMANO 105 11速を基本に、ブレーキにはメンテナンス性にも優れたGROWTAC EQUALを。クランクには、ポリッシュのシルバーが美しいLa Crankを組み合わせました。

 

 

 

 

シルバーを基調にすることで全体の雰囲気を揃えながら、日々しっかり使えるものを選んでいます。

 

 

ハンドルは、最近のグラベルバイクでよく見かけるフレアタイプではなく、クラシカルな雰囲気を大切にオーソドックスなロードタイプのドロップハンドルを。

 

ハンドル上部にはサブブレーキも取り付けました。ゆったりと走るときや、荷物を積んで低速で走るときには、上体を起こした姿勢のままブレーキを操作することができます。

 

クラシカルな佇まいに取りまとめながらも、使い方まで昔に戻す必要はありません。見た目はクラシカルに、使い方は現代的に仕上がりました。

 

 

 仕事の日も、キャンプの日も

 

 

リアキャリアは、TubusのLogo Classicを。

軽量で剛性もあり、私たちもおすすめしているモデルです。ヨーロッパ一周など、長期のツーリングに出ていただく際も、こちらをよくお薦めしています。

 

バッグについても、どんなものがいいだろうと、オーナー様と一緒にいろいろと見ながら選びました。

 

最終的に選んだのが、ターコイズブルーのORTLIEBのヴァリオ ライト。

 

自転車に取り付けてバッグとして使うのはもちろん、自転車を降りればリュックとして背負うこともできます。

 

 

仕事の日には荷物を載せて走り、自転車を降りたらそのまま背負って打ち合わせへ。休日にはバッグを積んで、友人とのライドやキャンプへ。

一台の自転車で、その間を行ったり来たりできるのも「山と旅の自転車プラス」の良いところだと思っています。

 

そしてこのターコイズブルー。

アイスメタリックブルーの車体にもよく合っているのですが、何よりご本人の雰囲気にバッチリ似合っています。

完成した姿を見ながら、「似合うなあ」と思っていました。

 

こうして一緒に仕様を決めていった自転車は、完成すると、不思議とその方によく似合うことが多いです。

 

好きな色を選び、好きな佇まいを考え、どんな風に使うかを一緒に想像する。そうやって一つずつ選んでいくのだから、考えてみれば当たり前なのかもしれませんね。

 

平日は仕事へ。休日にはバッグを積んで、友人とライドやキャンプへ。

この一台が、そんな毎日のいろいろな時間に馴染んでいくのが楽しみです。

 

 

いつでも、どこでも、どこまでも。

あなたの旅が、もっと広がります。