昨年XSサイズを先行発表し、今期Sサイズ以上をもラインナップに加わった、ラグ付きハンドメイドオールロード『Horizon —sen—』。

 

選んでいただく理由のひとつに、フレームの造形があります。

 

細身のクロモリパイプと、一本一本をつなぐラグ。
ハンドメイドで仕上げる、その佇まいに惹かれた。

 

今回ご紹介するオーナー様も、そんなところからVIGOREへご相談いただきました。

最初にご連絡をいただいたのは、2025年末頃だったと思います。「山と旅の自転車」と「Horizon —sen—」を候補に、いろいろとご相談を重ね、翌年1月のハンドメイドバイシクル展では直接お話しさせていただきました。

 

お連れ様と一緒に新しい一台をご検討中とのこと。

トークイベントにもご参加いただき、初めてスポーツバイクに乗られるお連れ様は「私にぴったりなのは、山と旅の自転車だと思う」と、山と旅の自転車を製作させていただきました。

 

そして今回ご紹介するオーナー様には、『Horizon —sen—』をお選びいただくことに。

 

翌月には京都の店舗へ。実際に自転車に乗っていただきながら、フィッティングや使い方について確認し、残りの仕様はメールや電話で相談を重ね、納品は関東方面へ発送させていただきました。

 

そして完成したのが、この一台です。

 

 

組み上がっていく姿を見ながら、素直に「かっこいいな」と何度も思いました。やっぱり他の方から見てもそうだったようで、店頭にある間、ご来店いただいたお客様からも「かっこいいですね」と言っていただきました。

 

フレームは『Horizon —sen—』の520mmを基本にしながら、オーナー様の身体に合わせて設計を調整。

脚の長さとのバランスを考え、シートチューブは540mmへ変更して製作しています。

 

カラーは、いろいろと悩んでいただいた末に選ばれた「キャンディーレッド」。

 

透明感のある赤の中に細かなメタリックがきらめき、細身のクロモリフレームやラグの造形をより印象的に見せてくれます。どこか伝統的なクロモリレーサーを思わせる色でもありますね。

 

 

 

パーツは、ラグやフレームカラーとのバランスを考えてシルバーを中心に。ロゴも合わせてシルバーです。

サドルとバーテープには、オーナー様がお持ちだったBROOKSをお持ち込みいただきました。

 

 

ブレーキにはGROWTACのEQUALを選択。ご自身でも自転車を触られるオーナー様なので、制動性能だけではなく、これから長く乗っていくうえでのメンテナンス性も考えて選んでいます。

 

 

 

『Horizon —sen—』は、昔の自転車をそのまま再現するためのモデルではありません。

 

ラグや細身のクロモリパイプが生み出す造形を大切にしながら、走るための機能や部品は、今の使い方に合わせて選んでいく。今回の一台には、そんな『Horizon —sen—』らしさがよく表れているように思います。

 

休日のサイクリングはもちろん、輪行して、お二人で旅に出かけることもあるとのこと。

 

これから訪れる場所や、そこで過ごす時間とともに、このキャンディーレッドの一台にも、新しい思い出が少しずつ刻まれていくのだと思います。

 

その一台をつくらせていただけたことを、嬉しく思います。