(写真提供:Good Design Store)
実は、去年にオープンした香港のGood Design Storeに私たちのUTB-0を展示販売していました。
この香港 Good Design Store、日本の“Good Design”の良さをこれまでのグッドデザイン(Gマーク)製品を通して伝える目的で始まったようですが、一言にGマークといっても膨大な数、そのうちの特に日本のデザインを象徴するものを厳選して集められた、いわば日本代表チームのデザイン製品たちが集結してます。その名だたる製品の中にUTB-0も自転車部門として選定され展示されていました。
(写真提供:Good Design Store)
これまでもサウジアラビアや韓国で行われた日本のデザイン展にも展示していただきましたが、今回は展示だけでなく気に入ったら購入もしてもらい、より身近に感じてもらうという企画。
ただ、私たちの自転車は今回のストアの中では結構大きく、高額のモノ(生活雑貨、家電が主)なので、なかなか買ってもらうまではいかないだろうなあ、、と思っていたのですが、ついに気に入って乗ってくれる人が現れたと連絡がありました。
今回のオーナーは、「インターナショナルのファッションブランド」にお勤めのWilliamさん。
もともとロンドンに居られて、「ロンドンでも自転車通勤していたのが、こちらにくる時に手放したそうで、そろそろ自転車サークルに入って乗り回したいな」というときに出会ったのがUTB-0。早速街乗りをたのしんでもらっているようで、
“I’m very happy with the bike – it’s been very exciting for me and today I cycled all over the city.”
というコメントと共に街でのスナップを送ってくれました。ハンサムと素敵な街の雰囲気に違和感なくマッチしていると思いません?
(写真提供:Williamさん)
京都のお店にもよく外国の方が訪れ、私たちの自転車を「日本的な繊細さがある」ととても気に入ってくれて、たまに本国に持ち帰りたいと購入してくれたりしていますが、当の私たちは特に「日本的」であることを意識して作っているわけでもなく、私たちの感性で良いと思えるものを作っているに過ぎないので、なんとなく不思議な気持ちになります。ただ、道具として洗練させることを意識していったらそうなるのかもしれません。
先日も、UAE(アラブ首長国連邦)から友人から譲り受けたという40年以上前のビゴーレをなんとか直して乗りたいと問い合わせがありました。
はるか遠方から、言葉の壁を乗り越えての問い合わせ、その声に応えるべく現地のことを想像しながら可能な限りの方法をお伝えしていると、最終的には新しいフレームを買いたいとのこと。ただいま、出荷に向けて準備中です。
私たちの知らぬ土地でも私たちの作った自転車が愛されていることを知るとほんと、うれしいです。
良いモノづくりに精進することで、年齢、性別だけでなく、国境を超えることができることを実感した出来事が続いています。
もうビゴーレの展示は終わりましたが、香港に行った際には、ぜひ“Good Design Store”に足を運んで、世界の中の“日本”を感じてみてはいかがでしょうか。
Good Design Store 香港の詳細はこちら
コンセプトページ
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