ビゴーレでは、自分に合わせてつくった思い入れのある1台に、愛着を持ってもらい、永く使っていただければと思いながら自転車をつくっています。
消費社会である現代で、「消費するのが楽しい」「新しい製品が出たから手に入れるのが楽しい」という気持ちになってしまいがちですが、
本当に必要としているものを、永く大切に扱うことで、オーナー様のより豊かな時間に繋がることを願っています。
その一環で、古くなったりキズが付いたビゴーレの自転車のフレーム再塗装を行なっております。
「ご自身で長い間の使用されさらに乗り続けるために」、「お子さんや友人に受け継ぐために」、など再塗装される目的は様々です。
↓こちらは先日持ち込まれたビゴーレのマウンテンバイク。
フレームビルダーの片岡聖登がハンドメイドで1990年〜1994年頃に製作した1台です。
Basic FRの前身である『スーパー・コンペティション』というモデル。(つまり、『山と旅の自転車』の前々身なんです。)
サスペンションフォークが復旧する前の、軽量XC(クロスカントリー)モデルです。
(Basic FR誕生物語の第3話に登場していますのでご興味のある方は是非ご覧くださいね。)
30年近く前に購入していただいたもので、思い入れのある1台だそうです。
フレームにキズが目立ってきてパーツ類も調子が悪そうなので再塗装して乗れるようにしたい、というご依頼でした。
↓持ち込まれた時の自転車。フレームにかなりキズやサビが確認出来ます。
↓パーツをバラして再塗装後の同じ箇所がこちら。
↓全体。
車体はもう新品同様ですね。
フレームカラーは以前の濃いグリーンから少し変更されてキャンディーグリーンに、ロゴカラーは以前と同じ白-赤カラーに。
前の塗装を剥離して生地の状態でキズやヘコミを修正するので凹凸はほぼ無くなります。
↓そしてバラしたパーツを組み付けて完成したのがこちら。(調子の悪かったパーツやワイヤーなどの消耗パーツは新品に交換しています)
消耗パーツなどを交換していったらこれからまだまだ乗れそうです。
今回の場合は、自転車をそのまま持ち込みいただき、パーツをバラす→フレームの塗装を剥がす→フレームのキズやヘコミなどの修正する→フレームを塗装する→パーツを組み付ける、という工程でした。
また、「パーツのバラしと組み付けは自分で行うので、フレームとフォークのみを持ち込んで再塗装して欲しい」というのでも構いません。
こちらの店舗にご来店いただければ店内にあるカラーサンプルからフレームカラーとロゴカラーをお選びいただけます。
現在お持ちの自転車の画像をメールで送っていただければ大体の塗り替え/組み替え見積りをさせていただきますので、ご希望の方はお気軽に問い合わせ下さい。
もちろんお持ちの自転車をこちらの店舗までお持ちいただければお見積りさせていただきます。