先日、中学生の息子さん、お母様、お父様、そしておばあさまと一緒にビゴーレ京都本店を訪ねて下さったご家族がいらっしゃいました。

 

実は、おばあさまが20年ほど前にビゴーレを購入され、10年ほど前にお母様に譲られていました。

今度はその息子さんが乗られるということ。

 

お持ちいただいたのは、現在は廃盤となっているビゴーレのクロモリ製マウンテンバイクの『Basic FR』

乗っていただいている方も多く、私たちも毎週のようにメンテナンスや修理を対応しています。

 

ちなみに、現在販売している『山と旅の自転車プラス』はこの『Basic FR』をベースに設計したツーリングバイクになります。

 

こちらが、持って来られた時の状態。

 

細かいところを見てみると数年間は乗っておらず置いていたということで、フレームやパーツに汚れが目立ちます。

幸い、雨晒しにはならないところで保管されており、パーツの腐食や固着等もなかったためオーバーホールさせていただくことになりました。

作業内容としては、各所の汚れを洗浄して、タイヤ・チューブ・ワイヤー一式・チェーンなどの消耗品を交換して、もう一度気持ち良く乗れるようにします。

 

▲作業前 ロゴまわり

 

▲作業前 エンドまわり

 

▲作業前 クランク周り

 

▲作業前 フォーク

 

▲作業前 タイヤ(ゴムが劣化していて、亀裂が入っています)

 

まずはフレーム本体の洗浄を行います。

ホイールとワイヤーを外し、フレームとパーツの洗浄をしていきます。

▲洗浄の様子 状態に応じて分解度合が変わります

 

 

綺麗になったところで、フレームをコンパウンドで磨き、さらに光沢を出しました。

(マット加工をしているフレームをコンパウンドで磨くと、マットが消えて光沢が生まれるのでご注意くださいね!)

▲メンテナンス中

 

そして、ゴム類の交換やワイヤーの交換、そして調整を経て、できた自転車がこちら。

見た目も綺麗になり、機能性も発揮された自転車になりました。

▲全体写真

 

▲ロゴまわり

 

▲リアエンドまわり

 

 

▲クランク周り

 

▲フォーク

 

▲タイヤ(新しいタイヤに付け替えました)

 

息子さんは、純スポーツタイプのマウンテンバイクは乗ったことがないということでしたので、乗り方やメンテナンスの方法を納品時にお伝えさせていただきました。10分程度店の前で練習するとフォームも整いました。

 

息子さんの身長は、これからまだまだ身長が伸びそうです。定期的に来ていただき、必要に応じてステムの長さ等を調整して体格に合わせた自転車にしていきましょう、とお話しさせていただきました。またどこかで、好みに合わせてロゴマークの張り替えや塗り替えを行なってもいいかもしれませんね。

 

おばあさまから、お母さま、そしてお孫さんへ受け継がれた自転車。

これまでも20年分の思い出が詰まってきました。

これから、もっともっと色んな思い出が詰まっていけばいいな、と思っています。

 


今回お受けしたような、オーバーホールや修理、メンテナンスも受け付けていますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

→詳細の「REPAIR/REMAKE」ページはこちらから

 

また、自転車の日々の点検やメンテナンスは永く乗るためには、とても重要なものです。

お気に入りを大事に永く乗り続けてもらうために用意した、

1年間の無償点検(京都本店のみ)や、フレーム事故補償のある「ビゴーレ・オーナーズ・ケア」もございますので、ぜひご利用ください。

 

もし、京都本店には来れないけれど、

修理やメンテナンスを自分の住んでいる地域で行いたい、でもどこに行ったらいいかわからない、という方は、

ビゴーレのメンテナンスや修理をお受けされている「PARTNERSHIP」店を是非ご利用ください。