題名を見て、「あれ?SHIMANO 105のDi2(電動変速)のセットってディスクブレーキ仕様じゃなかったっけ?『70next』のフレーム+フォークはリムブレーキ仕様のはずだけど。。」と思われた方もいらっしゃるかと。
その通りでSHIMANO 105 Di2(12速)のブレーキのタイプは現在ディスクブレーキ仕様のみとなっています。
ただ、STIレバーをリムブレーキ仕様のULTEGRA Di2に、ブレーキキャリパーを105のリムブレーキに変更すると105 Di2(12速)で『70next』がアッセンブルが可能なのです。
今回はそんな仕様をご希望のお客様の『70next』を組ませていただきましたのでご紹介します。
↓全体画像
↑フレームカラーはオーダーカラーで「マットパールホワイト」カラー。画像では分かりにくいですが、非常に高級感のあるカラーです。メインロゴはクロームカラー。
↑ヘッドバッヂは数量限定の赤カラーを選択。(青カラーも選択可)
↑シートラグ付近。「VIGORE」の彫刻が彫ってあるパーツを「シートステイキャップ」というのですが、こちらで一つ一つ自作しているオリジナルになります。
↑パイプは「KAISEI 8630R Cromo DB」を使用。(■Top/Down/Seat : 0.7mm-0.5mm-0.7mm ■Seat Stay/Chain Stay : 0.5mm)
↑チェーンステイにはビルダーの名前を記載。
↑フロントフォークのクラウンは70年代頃のクラシックな平面タイプを採用、そこに「VIGORE」の彫刻を彫っています。
↑基本構成コンポーネントはSHIMANO 105のDi2(電動変速/12速)。
↑最初にも書きましたがSTIレバーはリムブレーキ仕様のSHIMANO ULTEGRA(Di2)。
↑SHIMANO 105のリムブレーキキャリパー。
↑タイヤはMICHELINのPOWER CUP(700×25c)、チューブは軽量・転がり抵抗・携帯性に優れたTPUチューブを入れています。
↑ホイールはFULCRUMのRacing 3。
この自転車をオーダーしていただいたのは50歳のお客様。
ビゴーレはこれで3台目です。
1台目は高校生の時に初代『Basic FR※』を、
2台目は2010年頃にその後の『Basic FR』をディスクブレーキ仕様(+2インチ幅のタイヤ)で。山には行かず街乗りのみで乗ってられました。
※『Basic FR』:ビゴーレの26″クロモリマウンテンバイク(現在は生産終了)
3台目のこの自転車をご注文いただいたきっかけをお聞きすると、最近その2台目の『Basic FR』で舗装路の花脊峠(京都市左京区鞍馬の北側にある峠)に行きだしたら2インチのタイヤをはいたマウンテンバイクではキツく感じたのでロードバイクを購入しようと思った、と。
ご本人曰く、選ぶものはとことん拘るタイプだそうで、器でも作家の方の作品などをお持ちとのこと。そんな背景もあり、フレームビルダーの手により1台1台つくられるハンドメイド自転車の「70next」を選ばれたそうです。
これまではマウンテンバイクだったのでドロップハンドルでSTIレバーを使った事はなかったけれど、Di2(電動変速)にしたのはネットなどで調べると変速がワイヤーよりストレスが無さそうだったから。
これからの乗り方としては まず近場で、そして慣れたら美山(ビゴーレ京都本店から北に約50kmにある地域)まで行きたい。
もちろん花背峠をすっと登りたい、との事でした。
↓今回ご紹介した『70next』の動画はこちらより