何気なく、愛らしいぶたの看板のそばに立てかけられた見慣れぬビゴーレの自転車。 「配達用の一台をつくってほしいんやけど。」シャルキュトリーのお店LINDENBAUMを営む片岡の友人の不意のお願いでした。

Lindenbaum

そんなマスターから店用自転車のオーダー、要望はふたつ。
配達用の自転車にしたいので、すこしでも多くの荷物を乗せられること。
そしてリンデンバーム(お店の名前)っぽいこと。

配達用とのことなので、丈夫で取り回しの良いクロモリ製MTBであるBasic FRをベースに、前輪の荷台はもちろんのこと、リアには、大きなキャリアをつけた自転車が完成しました。
これなら豚一頭まるごと配達できるはず。

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前輪の荷台はフラットなものを。うさぎでも、鴨でも、ぶたでも、鹿でも、ひもでくくりつけていろんな食材を運ぶことができます。ただし、しっかり縛りつけてもらわなければ荷物は逃げていってしまいます。

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後ろはXTRACYCLEのFreeRadicalという荷台ユニットを取付けました。
穫れたての一頭丸ごとでも運べそうなぐらいの容量はあり、荷をのせなくても十分すぎる存在感。
看板がわりにも、との要望もこれならしっかりご希望にそえているのではないでしょうか。

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もちろん、配達先でも自転車が立てられるようにスタンド付き。

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そして、フレームには、お店のロゴ。

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ただ、ロゴよりも特徴的なのは、自転車のフレームの正面につけられた”ぶたのはな”。
これはマスターからのリクエストです。ぶたは、ドイツでは幸運のシンボル。

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これからもこの素敵なお店が続くように、 少しでもビゴーレの自転車が貢献してくれていることを願ってます。

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