先日の塗り替えの記事でも書かせていただいた、ビゴーレの想い。
ビゴーレでは、自分に合わせてつくった思い入れのある1台に、愛着を持ってもらい、永く使っていただければと思いながら自転車をつくっています。消費するのではなく、大切に扱う経験がオーナー様のより豊かな時間につながると考えています。(くわしくは、ABOUTページをご覧ください)
そんな想いをもって自転車をつくっていますが、それは自転車をつくるときの道具も同じ。自分の手足の延長になるように工夫した道具は全て想い入れを持って日々使っています。
その中のひとつ、ワークウェア。
VIGOREのスタッフは作業時や自転車に乗る時にPatagoniaのウェアをよく着ています。
機能的で丈夫、そしてシンプルでどんな場面でも着やすいためです。
フレームビルダーの片岡聖登も普段〜溶接等の製作の時まで、場面に応じて色々なウェアを着用。作業や溶接の危険から、体を守ってもらっています。
丈夫なウェアですが、毎日使うので擦り切れたり穴が空いたりすることも。
そんな中、パタゴニア50周年のイベントでWornWear※リペアイベントがあり、パタゴニア京都(京都市四条烏丸〜河原町のあいだ)さんに訪問させていただきました。
さて、パタゴニアでは「新品よりもずっといい」をコンセプトにモノを長く使い続け、消費を減らし、地球のためにできる最善の取り組みをさまざまにされています。
※WornWearとは、着古された服を表現した言葉だそうです。
今回のリペアイベントでは、リペアが必要なウェアをその場で修理の相談をし修理を行ってもらえるイベントでした。今回持ち込ませていただいたのは、作業時や普段に片岡が来ていたコットン製の一着のシャツ。襟の部分が擦り切れてしまっていました。持ち込むまでは修理できるのかすら私たちでは分からなかったもの。
リペア担当の方に相談すると、その場でほつれた部分を上からミシンがけし、修理する方や、少し時間をかけ襟を取り外し、裏表ひっくり返して付け直す方法など教えていただきました。
今回選んだのは、その場で修理してもらう方法。1時間ほど店内を散策していると、完成しました。
出来上がりを見た片岡は、「味がある」と一言。
丁寧に修理いただいたことで、ただ修理をしたモノではなく新たな“味”が生まれた一着が完成しました。
ミシンがけを細かくしていただいたことで強度も増したようでしっかりとした襟になっていました。
これで、まだまだ長い間着られそうです。
イベントに参加させていただき、改めてどんなモノでも永く愛着を持つことは環境のためにも、そしてそれを使う自分たちの時間や心もより豊かなものになると感じました。これからも、ビゴーレは自転車という切り口からその想いを伝えていきたいと思っています。
その一環で、ビゴーレでは、OWNERS CAREというものをご用意しており、購入後1年間の無償点検や事故補償を実施。
自転車のパーツが壊れたり、消耗パーツが古くなった場合にいつでも修理を受け付けています。
また、フレームに傷がたくさん入ったりした場合の塗り替えも実施しています。
店舗で見られる修理中の車種は70年代のものから、最近のものまで様々。
修理やお手入れを重ねることで、相棒の1台として永く乗り続けていただきたいと思っています。
パタゴニア京都さんでは、これまで展示やトークイイベントを実施させていただいたりしていまいたが、現在2Fには「山と旅の自転車プラス」を展示いただいています!今シーズンより新たに入荷されている、山を駆け回るにピッタリの機能的なマウンテンバイクのウェアと一緒に展示されていますので、是非ご覧くださいね。そばにあるポストカードもご自由にお持ち帰り下さいね。